学校日記

1年理科 ガスバーナーの炎のちがい

公開日
2011/11/11
更新日
2011/11/11

できごと

 今回はガスバーナーの炎によって、ガラス管を加熱した時にどんな違いがみられるかを実験で調べました。ガスバーナーは、ガスと空気の量を調節して使用する加熱器具です。
 ガス調節ねじだけを開いた状態では、炎はオレンジ色でメラメラと不安定な状態で燃えています。この炎でガラス管を加熱すると、黒いすすが付いてきます。これは、ガスが燃えるためには酸素の量が不足しているために不完全燃焼であり、そのためガラス管には炭素(C)が付着したのです。
 次に、空気調節ねじを開き青色の炎で先ほどのガラス管を加熱すると、黒いすすはどんどん消えてきます。多くの生徒は、このとき驚いた様子を示していました。これは、空気調節ねじを開いたことにより、ガスが燃えるとき十分な酸素をふくんだために、炭素(C)が燃え(酸素O2と結び付き)、二酸化炭素(CO2)になったため見えなくなったのです。
 さらに、空気調節ねじを開き先ほどよりもゴーゴーと音を立てる炎にしました。中心部が濃いい三角形の部分がみらえます。この炎で、ガラス管を加熱すると真っ赤になりながらガラス管がとけだします。生徒の驚きは最高潮です。「大気圏突入だ—」なんて声が聞こえました。この炎でガラス管をガラス管を曲げたり、伸ばしたりしてガラス細工を行えることを学びました。
 これから授業の中で使用頻度が増えるガスバーナー。しっかり操作手順を身につけ安全に学習に取り組んでいきましょう。