学校日記

【特別支援教室】「怒りの温度」を言葉に〜ゲームで楽しく学ぶアンガーマネジメント〜

公開日
2026/07/13
更新日
2026/07/13

校長室より


​こんにちは!本日は特別支援教室の様子について報告します。

今回は、今学期に子どもたちと取り組んでいる自立活動の教材**「みんなの怒りスイッチを探せ!」**を使った授業の様子をご紹介します。

​この教材は、日常生活の「困った場面(お題)」に対して、自分の怒りのバロメーターが 0から10の何段階になるかをお互いに発表し合うゲーム形式のワークです。

​【今回のお題の例】

「給食当番の子が落としてしまったパンを、何事もなかったかのように私の皿に置いた」

あなたなら、怒りの温度はいくつですか?

​📌 「目に見えない気持ち」を数字と言葉にする

​教員と子どもがせーのでカードを出します。

「私はトラブルにしたくないから、ぐっとこらえて『9』かな」

「先生は、相手がどうしていいか分からなくて焦って置いちゃったのかも…と考えて『8』にしたよ」

​このように、お互いの数字の理由をしっかり言葉にして説明し合います。

同じ出来事でも人によって感じ方が違うこと、また「相手には相手の事情(気持ち)があったのかもしれない」という他者の視点に気づく大切なきっかけになっています。

​📌 実生活の「振り返り」と「見通し」につなげる

​ただ「怒りの点数」を決めて終わりではありません。特別支援教室では、ここからさらに一歩踏み込んだ指導を行っています。

​実生活とのリンク(振り返り):

「この前のあのトラブルの時は、10段階でいうといくつだった?」と問いかけ、実際の経験と結びつけます。

​具体的な対処法(見通し):

「じゃあ本来、どういう行動をすれば怒りが静まったかな?」と考え、「誰かに相談する」「好きなことをして忘れる」「相手に気持ちを伝える」といった具体的な解決策をシートを使ってすり合わせていきます。

​子どもの特性に合わせて、段階を絞ったり、ワークシートの枠組みを工夫したりしながら、マンツーマンでじっくり心を通わせる時間を大切にしています。

​🏫 これからの学びに活きる「非認知能力」を育てる

​AIやデジタル化が進むこれからの時代だからこそ、学校という場所で**「目と目を合わせて話すこと」「相手の温度感を知ること」「自分の心と向き合うこと」**の価値がますます高まっています。

​勉強の得意・不得意だけでなく、自分の気持ちをコントロールし、相手の話に耳を傾け、愛される人間性を育むこと。特別支援教室では、これからも子どもたちが将来社会へ羽ばたくための「心の土台」をサポートしていきます。