【3年生 安全指導】〜「被害者」にも「加害者」にもならないために〜
- 公開日
- 2026/05/07
- 更新日
- 2026/05/07
校長室より
本日、第3学年ではSNSの利用に関する安全指導を行いました。
受験を控え、家庭での学習時間やスマホとの付き合い方が重要になるこの時期。最新のデータと事例をもとに、ネット社会に潜むリスクを再確認しました。
1. 深刻化するSNSの現状
現在、SNSをきっかけとした18歳未満のトラブル件数は年間1,800人を超え、今なお増加傾向にあります。
被害の約9割が中高生に集中しており、特にX(旧Twitter)等を通じたトラブルが全体の35%を超えています。
岡山県警の事例集では、中学生が「加害者」として書類送検され、刑罰を受けるケースも報告されています。「知らなかった」「ふざけてやった」では済まされない現実があります。
2. 5つの事例から学ぶ「ネットの境界線」
授業では、タブレット端末を活用し、以下の5つの具体的な事例について議論しました。
【事例1】ネット上での殺害予告・爆破予告
→ 匿名だと思っても必ず特定されます。冗談であっても「脅迫」「威力業務妨害」という重い犯罪です。
【事例2】ID・パスワードの不正利用
→ 他人のアカウントへのログインや、ゲームアイテムの奪取は「不正アクセス禁止法」に触れます。
【事例3】男子生徒の被害増加
→ 性被害や恐喝被害に遭うのは女子生徒だけではありません。男子生徒を標的にした悪質なケースも増えています。
【事例4】「知人」という思い込みの危険
→ SNS上の「友人」が、本当に本人である保証はありません。なりすましによる誘い出しに注意が必要です。
【事例5】高額請求・フィッシング詐欺
→ 不審なリンクから個人情報を抜き取られ、身に覚えのない請求が届くケースも後を絶ちません。
3. SNS利用と「学力」の相関関係
仙台市の学力調査に基づく報告では、SNSの利用時間の増加が、学習の集中力や学力の低下に大きく関連しているというデータが出ています。
これから進路決定という大切な時期を迎える3年生にとって、タイムマネジメントは大きな課題です。
【生徒の皆さんへ】
SNSは便利な道具ですが、一歩間違えれば自分の将来を大きく変えてしまう「凶器」にもなります。今日学んだ事例を「自分事」として捉え、正しい判断力を身につけましょう。
【保護者の皆様へ】
学校でも指導を継続してまいりますが、ご家庭においてもスマートフォンの利用ルールや、フィルタリングの設定等について、今一度お子様と話し合う機会を持っていただければ幸いです。