《　献　立　》
・ごはん　
・小松菜ふりかけ
・牛乳
・イカのかりんと揚げ
・けんちょう
・大平(おおひら)

　今日は山口県の郷土料理として「けんちょう」と「大平」を提供しました。
　「けんちょう」は、豆腐と大根、人参を煮たシンプルな料理です。家庭に伝わっている料理で、地域や家庭によって里芋や油揚げ、こんにゃく、鶏肉、椎茸などのさまざまな具材を入れることもあるそうです。甘辛い少し濃いめの味付けに仕上げるため、ご飯のお供によく合います。また、汁物に仕立てて、「けんちょう汁」として食べられることもあるそうです。
　「大平」は岩国地域を代表する料理の一つで、鶏肉や里芋、れんこん、ごぼう、椎茸、こんにゃくなどのさまざまな具材を入れた汁物です。正月や祝い事、来客のあったときに欠かせない一品で、大きく平たい蓋つきのお椀に入れて提供することから、「大平（おおひら）」と呼ばれるようになったといわれています。大人数が集まる時には直径５０ｃｍほどのお椀に入れて食事の場に出し、その後、小皿にとりわけて振舞われる風習があるそうです。