《　献　立　》
・鶏肉とイカのパエリア
・牛乳
・スパニッシュオムレツ
・ポテトサラダ
・ガーリックトマトスープ

　今日はスペインの料理を提供しました。
　パエリアはスペインのバレンシア地方発祥の料理です。オリーブオイルで具材を炒め、米とスープを加えて炊き込んだ料理です。パエリアにはさまざまな種類があります。エビやイカ、ムール貝を使った「シーフードパエリア」、鶏肉や豆を使った「バレンシア風パエリア」、魚介や肉、野菜などの様々な材料を使った「ミックス・パエリア」、お米の代わりに「フィディオ(fiedo)」という細いパスタを使ったパエリアもあるそうです。本場のスペインでは平らな専用鍋「パエジェーラ（paellera）」を使ってパエリアを作ります。本来「パエリア（Paella）」はバレンシア語でフライパンを意味するのですが、他の地方にパエリアが伝わる時に「専用の金属鍋を使う」ことも一緒に伝わりました。鍋の名前として伝わったパエリアが、いつの間にか料理の名前として広まったといわれています。
　スパニッシュオムレツは「トルティージャ」とも呼ばれ、じゃがいも、玉ねぎなどの具材を炒めて塩などで味付けした溶き卵に混ぜて、フライパンで焼いた料理です。じゃがいもがトルティージャの基本の具材であるため、トルティージャデパタタスとも呼ばれているそうです。「デ」はスペイン語で「の」、「パタタス」はスペイン語で「じゃがいも」という意味です。給食では卵焼きのように四角く切って提供しましたが、トルティージャは一般的なオムレツのように半月形にせず、フライパンの形を利用しながら厚みのある丸い形に焼き上げ、ピザやケーキのように盛りつけられることが多いです。