《　献　立　》
・長崎ちゃんぽん
・牛乳
・浦上そぼろ
・カステラ風キャロットケーキ

☆本日の給食は、今日から始まる「長崎くんち」にちなみ、長崎県の郷土料理献立です。☆

◎長崎ちゃんぽん…野菜や豚肉を余すことなく炒め合わせ、中華麺を入れてスープで煮込んだ、ボリュームのある料理です。鎖国の時代、日本で唯一の開港地として外来文化を受け入れ、独自の文化を育てた長崎は、料理にも異国の味が漂うといわれますが、中でもちゃんぽん麺は、深い関りのあった中国の影響を受け長崎が生み出した庶民の味として、名物のひとつとなっています。

◎浦上そぼろ…細切りの豚肉、ごぼう、もやし、人参、こんにゃくなどを甘辛く炒めた、長崎県浦上地区を中心に伝わる郷土料理です。キリスト教を伝えに来たポルトガル人宣教師が健康に良いと豚肉を勧めたことが、豚肉を使う「浦上そぼろ」が生まれたきっかけとなったようです。

◎カステラ風キャロットケーキ…室町時代の終わりごろにポルトガル人より伝えられたカステラは、スペインに古くから栄えた「カスティラ」という王国のパンとして紹介されていたようです。やがてその由来となる名前だけを残して長崎で独自に発展し、今のような形になりました。卵や砂糖をたっぷり使い、ふわっと焼き上げたカステラは、今も多くの人に愛される和菓子となっています。
給食ではざらめを使い、人参で色を付けたカステラ「風」のキャロットケーキを作りました。