道徳「手品師」
- 公開日
- 2021/07/02
- 更新日
- 2021/07/02
できごと
道徳で「手品師」のお話を題材に「誠実」について考えました。
長年の夢の大劇場か、一人ぼっちの男の子を選ぶか悩んだ末、最終的に手品師は、男の子を選びました。
子供たちは、お話を読んで、男の子を選んだ手品師は、「優しい」「約束を守るいい人」だと考えていました。しかし、「もし、男の子ではなく、大劇場を選んでいたら、手品師は誠実ではないのだろうか。」という問いによって、自分の考えを見直していました。
「うーん。」と頭を悩ませて考えた子供たちからは、「今まで大劇場で手品を披露することを夢に努力を重ねてきたのだから、もし手品師が大劇場を選んでも誠実に夢に向き合ったと言えるのではないか。」という意見が出ました。
今まで思ってもみなかった考えにはっとした様子でした。
最後に「誠実に生きるとはどんなこと?」と聞くと、「どんな選択をしてもどちらのこともしっかり考えること。」「自分なりの誠実がある。」などという答えが返ってきました。子供たちは、悩みながらも「誠実」について考えを深めることができました。
今後も、自分とは異なる意見を聞き、様々な角度から考える授業にしていきたいです。