今日の献立は、「けんちんうどん」「シシャモの磯辺揚げ」「切り干し大根の和えもの」「蒸しパン」と「牛乳」です。
「けんちんうどん」とは、根菜類などの具だくさんの野菜などをごま油で炒め、出汁を加えて煮込み、しょう油などで味を整えた汁にうどんを入れたものです。ただし、今日の「けんちんうどん」には根菜類のほか鶏肉や豚肉などを加えています。
さて、汁物や煮物をおいしく調理するうえで大切なのが出汁です。日本では、鰹節や昆布、きのこなどから出汁をとったり、いくつかの出汁を合わせて使ったりします。「けんちんうどん」に入っている根菜類や切り干し大根の戻し汁からもだしをとることができます。とくに精進料理では、魚や肉類の使うことができないため、昆布や野菜、乾燥させたきのこ類や切り干し大根からとる出汁を精進出汁を呼び、うま味やこくを料理に加え、無駄なくおいしくいただく工夫がされています。
今日は、切り干し大根の戻し汁も上手に使い、無駄なくおいしく、栄養満点の食事を給食として提供いたしました。

※今年度の給食も、あと２回となります。