今年度の道徳授業地区公開講座講演会は、講師に区内鹿骨の密蔵院ご住職 名取芳彦氏にお越しいただきました。名取様は様々なところでご講演をされ、著書もたくさん出されています。今日の演題は『やさしさの根っこ』
　5・6年の子どもたちが興味をもつような話題から始まり、途中、うなずきながら聞いている子もいました。
　仏教ではよく「地獄」と「極楽」ということを言うが、実はそれは心の中にある。ささいなことで怒ったりすれば自分で地獄をつくることになり、どんな状況も良く解釈していけば極楽になる。
　みんなに好かれることは難しい、どんなに良い人のことも悪く言う人がいる。でも「みんなをすきになる」ことはできる。そのためには相手との共通項を見つけることが大切。
　「みんな言っている」と悪いうわさを伝えてくる人がいても、それは多くて3人という説がある。自分の意見が弱いからと「みんな」を使う人や、逃げ道を作るために「みんな」を使う人がいる。「みんな言っている」は心を小さくしてしまう。
　我慢は目標があればできる。今の勉強も頑張れば未来の可能性が増える。でも今遊びたいだけで勉強をしなければ可能性は減ってしまう。
　他にもいろいろなお話をしてくださり、子どもたちの心に響いたことと思います。一緒に参加してくださった保護者の皆様もどうもありがとうございました。