うきたの給食 6.29 *中国の料理
- 公開日
- 2021/06/30
- 更新日
- 2021/06/30
学校生活
今日の献立
* ホイコーローどん
* ラーパーツァイ
* あんにんどうふ
* 牛乳
今日の給食は、中国でよく食べられている料理や食材を取り入れた「中国料理給食」です。中国では、2008年に第29回オリンピック(北京大会)が開催されています。今日はそんな中国について、みなさんに知ってもらえればと思い、中国の料理を給食に取り入れました。
まず「ホイコーロー」は特に辛い料理が多い、中国の四川地方というところの料理です。
豚肉とキャベツ、ねぎなどを鍋で炒め合わせ、豆板醤(トウバンジャン)と甜麺醤(テンメンジャン)という中国の調味料で、味付けをした料理です。豆板醤はピリッと辛い味噌で、甜麺醤は甘みの強い、コクのある味噌です。
ホイコーローは、中国語で「回」す「鍋」の「肉」と書きます。これは、一度調理したお肉などの材料をもう一度鍋に戻して、調理するという意味だそうです。
実は、私も驚いたことなのですが、本場の中国では、ホイコーローにはキャベツは使わず、にんにくの葉を使用するのだそうです(キャベツは、ホイコーローが日本に伝わった際、にんにくの葉が手に入りにくいことから、料理人がキャベツを使用したことが始まりだそうです)。また味付けも甜面醤はほぼ使わず、豆板醤で辛く仕上げるのが一般的だそうです。…だから四川地方の料理なのか!と、妙に納得してしまいました。
給食では食べやすく、日本向けにアレンジされたほうのホイコーローを作りました。
「ラーパーツァイ」は、甘酢とごま油で漬けた、白菜の漬物です。中国の四川地方の料理で、しょうがと唐辛子の辛みがポイントです。
「あんにんどうふ」は、日本でもおなじみのデザートですが、もともとは薬膳料理として食べられていました。杏の種からとれる、「杏仁(きょうにん)」という白い粉を寒天で固めたものでしたが、現在、日本では牛乳に、杏仁と香りが近い「アーモンドエッセンス」と砂糖を加えて固めたものが一般的になっています。
給食向けにアレンジしてありますが、今日の給食を食べて、中国という国をより身近に感じてもらえたらうれしいです。