うきたの給食 2.24
- 公開日
- 2021/03/09
- 更新日
- 2021/03/09
学校生活
2/24の献立
* こまつなあんかけやきそば
* ちゅうかふうなめこスープ
* あおのりチーズいももち
* 牛乳
この日の給食の「こまつなあんかけやきそば」は、名前の通り、麺にかけるあんかけには15kgもの小松菜を使っています。小松菜は給食にもよく使われますし、私たちにとってとてもなじみのある野菜だと思います。江戸川区生まれの野菜で、江戸川区の特産物だからですね。
小松菜が生まれたのは、江戸時代の小松川村(こまつがわむら)というところ、現在の江戸川区です。江戸時代の頃、徳川幕府代々の将軍は、冬になると江戸川区の村に、よく鷹狩りに訪れました。ある時、鷹狩りに来た将軍に、お昼ごはんに何も料理するものがなくて、小松川村のあたりでとれた青菜をすまし汁に入れてさしあげたところ、それを召し上がった将軍は「おお、これはうまい。この菜の名前はなんと申すのか」とたずねられました。「特に名前はついておりません」と答えると「このようなうまい菜に名前がないのは残念なことじゃ、この村の名前をとって、これからは小松菜とよぶようにせよ」といわれました。それから、このあたりでとれる青菜を小松菜とよぶようになった…といわれています。
また小松菜が、江戸っ子によく食べられていたのはいくつかの書物に残っており、「冬菜(ふゆな)」とか「雪菜(ゆきな)」とか「雑煮菜(ぞうにな)」ともよばれていたそうです。今でも、東京のお雑煮にはかかせない野菜です。
1年中見かける野菜ですが、もともとおいしくなる「旬」の時期は…冬!ほうれんそうと同じように、霜で甘みが増しておいしくなります。今の時期、よりおいしくなっているので、江戸川区の野菜、寒い冬にこそ多く味わってみてください!