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学校日記

うきたの給食 8.5 *フランス料理

公開日
2020/08/05
更新日
2020/08/05

学校生活

今日の献立
* パン・ペルデュー(フレンチトースト)
* たらのラビゴットソース
* ポトフ
* オレンジ
* 牛乳




今日の給食はフランスでよく食べられている料理を取り入れた「フランス給食」です!

フランスは、ヨーロッパの西側にある国です。大西洋、ドーバー海峡、地中海と3方向が海に面しているため、海産物が豊かです。農業や畜産も盛んで、野菜や果物、肉やチーズなど、たくさんの食べ物が作られています。また、フランス料理は中国料理、トルコ料理と並んで世界三大料理といわれ、美味しいことでも有名です。
そして、第2回目のオリンピックが開催された国でもあることもよく知られています。


今日の給食の料理を1つずつ紹介すると、「パン・ペルデュー」は、私たち日本人にもおなじみの「フレンチトースト」です(フレンチトーストは英語での呼び方です)。ペルデューはフランス語で、「失われた」という意味で、余って硬くなったパンでも無駄にしないで、おいしく食べる工夫から生まれました。
給食では、牛乳に卵、三温糖、溶かしバター、ホワイトキュラソーを合わせた液に、食パンをつけて、オーブンで焼き、最後に粉糖をふりかけました。暑さも厳しいこの季節に、衛生的に調理し、子供たちに提供できるように、事前に調理員さんと入念に打ち合わせをしました。液はパンにつける直前まで冷蔵庫で保管すること、パンに液をつけてからできるだけすぐオーブンに入れて焼くこと、を焦点に、調理工程と作業動線を考えました。

「たらのラビゴットソース」は、粉をまぶして油で揚げたたらに、「ラビゴットソース」をかけたおかずです。「ラビゴットソース」は、フランス語で「元気を出させるソース」という意味で、細かく刻んだトマトときゅうり、たまねぎをフレンチドレッシングで和えたソースです。野菜たっぷりなところが、名前の由来でしょうか。

そして「ポトフ」、私たち日本人にとって、一番身近なフランス料理かもしれません。お肉とかぶ、人参、玉ねぎ、セロリ、ポロネギ、キャベツなどを、ゆっくり時間をかけて煮た料理です。フランスでは、最初にスープを食べ、次にお肉や野菜を食べるそうです。



8月の献立表を配って以降、フレンチトーストを楽しみにしていると伝えてくれる子が多く、給食時間、各クラスの様子をのぞきに行くと、フレンチトーストを前にみなさんワクワクしているのが伝わってきました。
食べ終わって「今日の給食、どれもおいしかった〜」、特に「フレンチトーストが甘くておいしい〜」「このパン、また出してください!!」と、感想を聞かせてくれる子がたくさんいました。
個人的には、爽やかなラビゴットソースが揚げたタラにぴったりで、とてもおいしくいただきました。少し酸味があったので、子供たちはどうかしら…と思っていましたが、「この魚、めっちゃおいしいです!」と話してくれる子やおかわりじゃんけんをしているクラスもあり、うれしい驚きでした。全校的な残菜も少なく、初のフランスの料理は大成功だったようです!


給食向けにアレンジしてありますが、今日の給食を食べて、日本から遠くはなれたフランスという国を、少しでも身近に感じてもらえたらうれしいです。