うきたの給食 7.7 *七夕行事食
- 公開日
- 2020/07/08
- 更新日
- 2020/07/08
学校生活
今日の献立
* あなごのちらしずし
* きゅうりとキャベツのあさづけ
* そうめんじる
* たなばたゼリー
* 牛乳
今日7月7日は「七夕」です。最近は連日、コロナウイルスや豪雨による被害などの悲しいニュースが多く、今年は、今日が七夕だということを忘れていた子もいたかもしれませんね…
七夕は、織姫と彦星が年に1回再会できる日とされ、さらに、はた織りの上手な織姫にあやかって、裁縫などの上達を願う日です。古代中国の「乞巧奠(きっこうでん)」というお祭りに由来しているといわれています。
そんな七夕の行事食として、そうめんがよく知られています。由来としては、そうめんを、天の川やはた織りの織り糸にみたてて…とか、そうめんの原料である小麦の収穫を神様に報告するため…などといわれています。
奈良時代の宮中の儀式や作法をつづった『延喜式(えんぎしき)』という法には、七夕には「索餅(さくべい)」というお菓子をお供えするように記述があり、実はこの「索餅」こそがそうめんのもととなるものです。
「索餅」は、小麦粉と米粉をねって、縄のようにのばしたものを油で揚げたものだったそうです。この「索餅」が七夕の行事食になり、時を重ね、これが細長くのばされて変化したものが「そうめん」だと考えられています。
たなばたゼリーは、果汁100%のりんごジュースに少量のブルーハワイシロップを加えて作った青色の寒天ゼリーと、星型に抜いたオレンジジュースの寒天ゼリー、細かく刻んだパイナップル、星形のナタデココを合わせて作りました。現在、給食では、1皿には1品を盛り付ける形をとっているため、品数的にゼリーを盛り付けるお皿がなく、今年はゼリーカップに作りました。
ゼリーカップにパイナップルとナタデココを入れ、ブルーの寒天液を注ぎ、別に作ったオレンジ寒天を星形に抜き、ブルーの寒天が固まったら、オレンジ寒天をのせ…と工程も多く、調理員さん泣かせのゼリーでしたが、天の川に大小さまざまな星がきらめいている様子が出せたのではないかと思います。
またちらし寿司には、調理員さんに星型に抜いたもらったにんじんが、そうめん汁には切り口が星型になるオクラも入れて…、いろいろなところに星がちりばめられた給食となりました。
給食時間に教室を回っていると、今日は、七夕らしい「そうめんじる」と「たなばたゼリー」が大人気でした。「このそうめんの入ったスープ、おいしいね!」とたくさんうれしい感想を聞くことができました。
またゼリーは、「たなばたゼリーかわいい〜!」「星がたくさん入っている〜!」と、調理員さんがきれいに作ってくれたデザートも好評で、朝早くから頑張っていただいた甲斐がありました。うれしいことに、「この青色はなんの青色ですか?」「中に入っているコリコリしたものはなんですか?」と、たくさん質問をもらい、作り方にも興味津々な子も多かったです。
今日の七夕は、あいにくの空模様のようですが、星いっぱいの今日の給食で、少しでも七夕気分を味わってもらえていたらうれしいです。