うきたの給食 1.20 *ケニア料理
- 公開日
- 2020/01/21
- 更新日
- 2020/01/21
学校生活
今日の献立
* ターメリックライス
* カランガ[ケニアのシチュー]
* スクマウィキ[ケールのトマトに]
* マンダジ[ケニアのドーナツ]
* 牛乳
今日の給食は、アフリカの国「ケニア」の料理です。ケニアでよく食べられている料理を入れました。
いよいよ2020年、東京オリンピックパラリンピック開催の年ですね。江戸川区では、区の陸上競技場が東京オリパラ大会の陸上競技の公式練習会場として使われます。
ケニアは、陸上競技がとても強い国で、リオオリンピックの男子マラソンではケニアのエリウド・キプチョゲ選手が金メダルを獲得したほか、陸上競技で金メダル6個を含む計13個のメダルを獲得しました。
そんなケニアの選手の強さのヒミツといわれているのが、今日の給食の「スクマウィキ」という炒め物にも使用した「ケール」です。ケールは青汁の主材料としても使われる、キャベツの仲間の野菜で、ビタミンやミネラルがたっぷり!「スクマウィキ」は、ケールとトマトなどを炒めた、ケニアを代表する料理です。スクマウィキという名前は「1週間を乗り切ろう」という意味で、ここからもケニアの人たちの元気の源であることが分かりますよね。
「カランガ」は、牛肉や豚肉と野菜を煮込んだ、シチューのような料理です。味付けは塩がメインとシンプルですが、パクチーが入ることと、最後に素焼きしたココナッツロング(繊維)を入れるのがポイントです。
そして「マンダジ」は、ケニアでよく食べられている、ドーナツのような揚げパンのようなおやつです。生地にスパイスとココナッツミルクを使用することが特徴です。生地を伸ばして三角形に切り、油で揚げて作ります。
今回、ケニアの料理を給食で出すにあたり、私自身も未知数だったため、ケニア人の方が調理していらっしゃるケニア料理のお店に訪問し、実際に料理についていろいろなお話をうかがい、レシピを作成しました。
「カランガ」については、子供たちが食べ慣れないパクチーを使用することをギリギリまで悩みましたが、本場の味に触れてほしいと思い、入れることに決めました。ですが、パクチーをかすかに感じるか感じないか程度の使用量にし、さらに一度ボイルしたものを早めに加え、よく煮込むなど、食べやすいように工夫をしました。
「スクマウィキ」は、ケールが手に入りにくかったので、少量のケールに小松菜を合わせて使用しました。
さて給食時間、肝心の子供たちの反応はというと…
「カランガ」は意外と好評で、よく煮込んだことでパクチーとココナッツの香りがいい加減で薄まり、特に低学年で「これおいしいです!」と話してくれる子がたくさんいました。「マンダジ」もココナッツミルクの風味がよく、全校的に「ドーナツがおいしかった〜」との感想が多く、人気でした。
ただ「スクマウィキ」は、特に野菜があまり得意でない子たちには厳しかったようで、「ザ・野菜って味がしてちょっと…」と言われてしまいました… 個人的にはおいしかったのですが、小松菜とトマトの組み合わせに好みが分かれてしまったようです。
子供たちにも食べやすいようにアレンジしましたが、今日のケニア料理給食を食べて、日本から遠くはなれたケニアという国を身近に感じてもらえていたらうれしいです。