うきたの給食 11.16
- 公開日
- 2017/11/17
- 更新日
- 2017/11/17
学校生活
今日の献立
* なめし
* おでん
* キャベツのゆかりづけ
* フルーツあんみつ
* 牛乳
今日の給食の「おでん」は、寒い季節にうれしい冬の味覚の1つです。そんなおでんのルーツとなる食べ物は「田楽(でんがく)」です。おでんの「でん」は、田楽の「でん」というわけです。
先日、岩手県の郷土料理として「豆腐の田楽」を出しましたが、田楽とは、元々竹串をうった豆腐に味噌を塗って焼いたもので、室町時代の書物にも登場します。これが江戸時代になると、豆腐の代わりにこんにゃくが用いられるようになり、さらに江戸で、温かいだしと一緒に煮込む田楽、「おでん」に変化します。これはこの頃、醤油で煮込む料理が流行っていたことも影響しているようです。
そして明治時代には具の種類も増え、たれも味噌に代わって辛子が使われるようになっていきます。これが関西に伝わり、関西では従来の田楽と区別するため「関東煮(だき)」と呼ばれましたが、現在のおでんは、この関西の関東煮が次第に発展したものと考えられています。時を重ね、地域や人々によるさまざまな発展を経て、今のおでんがある…料理って奥深いですよね。
給食のおでんの具は、大根、じゃがいも、こんにゃく、ちくわ、ちくわぶ、揚げボール、がんも、はんぺん、つみれ、たまご、昆布…と具たくさんです!さば節で濃いめのおだしをとり、給食室の大きい釜でコトコト煮たので、やさしい味でとってもおいしく仕上がりました。
1クラスあたり結構な量でしたが、きれいに食べ切ってくれているクラスが多かったです。みなさん、自分の好きな具を1つは食べられたでしょうか…?!