うきたの給食 5.16
- 公開日
- 2017/05/17
- 更新日
- 2017/05/17
学校生活
今日の献立
* たかなめし
* きびなごのごまがらめ
* わかめのからしあえ
* タイピーエン
* デコポン
* 牛乳
今日の給食には、熊本県の郷土料理が2つ入っています。「たかなめし」と「タイピーエン」が、熊本県のふるさとの料理です。
1年前の4月14日、熊本県で大きな地震が発生しました。余震も長く続いて、広い地域で大きな被害が出ました。今日はそんな熊本県の復興を「食」で応援しよう!と、熊本県の郷土料理を献立に取り入れました。
「たかなめし」は、熊本県の阿蘇地方周辺でよく食べられている料理です。高菜とは、少し辛みのある葉を食べる野菜です。熊本県では古くから高菜の栽培が盛んで、現在も阿蘇地方を中心に多く生産されています。「たかなめし」は、そんな高菜を細かく切って炒めてごはんにまぜ、ごま、塩、醤油などで味付けしたものです。給食では子供たちが食べやすいよう、高菜のほかに豚挽肉やたけのこを使い、少し甘辛めに調味しました。
「タイピーエン」は春雨と、豚肉やエビ・イカなどの魚介類、さまざまな野菜とゆで卵を、鶏ガラや豚骨のスープで食べる熊本県の料理です。もともと中国の福建省(ふっけんしょう)というところに伝わる料理でしたが、明治時代に、中国人によって日本に伝わり、熊本県でアレンジされたものだそうです。給食ではゆで卵の代わりにうずらの卵を使用しました。あっさりした中にもコクや素材のうまみがつまった、とってもおいしいスープに仕上がりました。
またデコポンは、熊本県を代表する果物です。
ほかにも代表的な熊本県の料理としては、「からしれんこん」や、馬の肉をおさしみでいただく「馬刺し」などがあります。今日も栄養教諭の実習生が熊本県の郷土料理について、子供たちに教えてくれました。
熊本県の郷土料理、どちらもよく食べてくれていました。たかなめしは高菜の風味がしっかりあって、子供たちにはどうかしら…と少し気になりましたが、特に中〜高学年は空っぽの食缶ばかりで安心しました。
熊本県のさらなる復興を願い、少しでも「食」から応援できたらと思います。