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学校日記

うきたの給食 5.2

公開日
2017/05/02
更新日
2017/05/02

学校生活

今日の献立
* ちゅうかちまきふうおこわ
* やきししゃも
* ふながたきゅうり
* スーミータン(ちゅうかふうコーンスープ)
* くさもちポンチ
* 牛乳


しあさって5月5日は「こどもの日」で、学校はお休みですね。今日の給食は、ひと足早く「こどもの日」の行事食です。「ちゅうかちまきふうおこわ」と「くさもちポンチ」をつくりました。
「ちまき」とは、もち米などの材料を竹の皮で三角形に包み、蒸した料理ですが、今日は竹の皮では包んでいない、ちまき「風」のごはんです。またくさもちポンチは、「よもぎ」の葉を白玉粉に練り混ぜ、丸めて作ったおだんごが入っています。

こどもの日とは、子供の人格を大切にし、子供の幸せを願うとともに、親に感謝する日で、昔は男の子が強くたくましく成長し、立派にひとり立ちして出世することを願う、「端午の節句(たんごのせっく)」という行事でした。
この端午の節句は、もともと中国ではじまった、健康を祈る日でした。これが日本に伝わり、もともと日本にあった習慣と一緒になりました。しょうぶやよもぎの葉は、薬に使われ、悪いものをよせつけない力があると信じられていました。そこで、しょうぶやよもぎの葉を入り口につるしたり、お風呂に浮かべたりしたそうです。

端午の節句が日本に伝わった時、一緒に「ちまき」も伝わったといわれています。ちまきは、中国の「5月5日にちまきを作って神様にお供えし、災いを避けた」という言い伝えがもとになっています。
また、こどもの日の行事食として、よく知られているのが「柏餅」ですが、これは中国ではなく、江戸時代に日本で始まったものです。柏の木は、新しい芽が出ないと古い葉が落ちないことから、子孫繁栄の縁起のいい食べ物として、端午の節句に食べるようになったそうです。


よもぎ入りの白玉団子は、給食室で1つ1つ小さく丸めている時から、ふわっとよもぎのいい香りが漂っていました。茹でた後も、もちっとした食感とともによもぎの風味がしっかりと感じられ、「草餅を食べ慣れていない子供たちは、この香り、苦手な子も割といるかもしれない…」と思い、給食時間、みなさんの様子を見に各クラスを回りました。
ところが「きょうのこのおだんご、はじめてたべるけど、すっごくおいしい!!」「なんのみどりいろですか?…くさもち、とってもおいしいです!」と、草餅をはじめて口にする子も、予想外によもぎの風味はおいしくいただけたようです。
そして意外なところでは、子供たちにはきゅうりの浅漬け(←こちらも予想外にビッグサイズが届きました…)がとても人気で、うれしい発見でした。
どの子もこどもの日の行事食を、残さないようにしっかり食べることができました。みなさんの健やかな成長を願っています。