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学校日記

校長式辞

公開日
2017/03/23
更新日
2017/03/23

学校生活

3月23日(木)晴れ【窓25・室21】
〇校長式辞
 『爽やかな風が宇喜田の森を吹き抜け、春の訪れを感じさせる今日のよき日、江戸川区○○課長『○○』様、区議会議員『○○』様をはじめ、本校を支える多くの方のご臨席を賜るとともに、保護者、ご家族の皆様のご列席のもと、江戸川区立宇喜田小学校第三十四回卒業式を盛大に挙行できますことは、この上ない喜びであり、深く感謝申し上げます。
 九十六名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 
 私は、今日という日を待ち望んでいました。小学校六年間の教育の成果を今、確認出来るからです。学校・家庭・地域が見守る中、一人一人が成長した姿を発表する最後の授業、それが卒業式なのです。私は、日ごろ保護者の皆様に『江戸川区で一番、信頼される小学校』をつくると約束してまいりました。このことを踏まえ、児童に対しては、楽しい学校づくりを約束し、『楽しくなければ学校じゃない』と朝会の度に問いかけてきました。
 それでは、卒業生のみなさん、振り返ってみてください。
一つ、宇喜田小学校の授業はわかりやすかったですか。
一つ、宇喜田小学校の森・校庭・体育館・プールでは、気持ちの良い汗を流せましたか。
一つ、宇喜田小学校の遠足・社会科見学・宿泊学習などの行事を通して自分自身の心の成長を感じ取ることが出来ましたか。
 私は、みなさんの前向きな授業態度を忘れることができません。学力について、調査結果が区・都、そして全国の平均を全て上回ったという報告を受けた時、嬉しかったです。体力面では、江戸川区陸上競技場でみなさんが競技する姿、一つになり応援する姿、まぶしいくらいの輝く汗を忘れられません。そして、心の成長です。ウインターで訪れた、塩沢江戸川荘で『こんなに立派な5年生、見たことがありません』、日光移動教室では、『宇喜田小学校の児童が来るのが楽しみなんです』と管理人さんに声をかけられました。私は、とても、とても嬉しかったです。皆さん、宇喜田小学校は楽しかったですか。五年生のみなさんは、この場で卒業生をしっかりとみつめ、この良き伝統を受け継いでください。
 さて、四月から卒業生のみなさんは、先ほどの『決意』を叶えるための基礎作りに中学校へと進学します。最後の基礎作りには三年、千日が必要です。その千日を『楽しく過ごす』秘訣を話したいと思います。それは、何事に対しても正しい取り組みをすることです。目標に向かってガムシャラに努力し、ただ実践するだけでは時間の無駄です。限られた千日という学校生活を楽しむために、ただ精進するのではなく正しく精進することが大切なのです。みなさんは児童から生徒へと呼び名が変わりますが、まだ、まだ子供です。ですから、中学校に入っても親に頼り先生方に頼りながら自分を正しく成長させるのです。中学校で友達の意見を正しく受け入れ、先生の話を正しく理解し、千日後には、周りの意見を正しく聞き入れる力を身につけ下さい。最後は、どの子も育つ自分しだいです。 中学校で正しい努力、正しい実践が出来るかは『自分しだい』です。

 保護者の皆様、本日は、まことに、おめでとうございます。お子様が立派に成長されたことを、心からお慶び申し上げます。これからも『親しだい』は変わりませんので、温かく、そして厳しく、お子様の成長を見守っていただきますよう、お願い申し上げます。

 地域の皆様 、学校評議員、同窓会、すくすくスクール、学校応援団、PTA会長をはじめとする役員・運営委員の皆様、長きにわたり、本校の教育に温かいご理解、ご支援をお寄せ頂だいた事に、全職員と共に心から感謝し、これからも宇喜田小学校の児童、そして、卒業生を、『地域の宝』として末永く見守っていただけますようお願いを申し上げ、式辞といたします。

平成二十九年三月二十三日
江戸川区立宇喜田小学校
第九代校長 石井 千歳


 校長式辞の後、江戸川区長・教育委員会告辞、PTA会長祝辞と続きました。