うきたの給食 2.27
- 公開日
- 2017/02/27
- 更新日
- 2017/02/27
学校生活
今日の献立
* キムチどん
* あおのりポテト
* えびだんごスープ
* 牛乳
今日の給食の「キムチどん」は、キムチのうまみとからみが味付けの決め手です。
ところで、キムチってどこの国で生まれた食材でしょうか?
—答えは、みなさんよくご存じの通り、お隣の国・韓国です。韓国の食生活に絶対に欠かせない食材です。
では韓国語で「キムチ」とはどういう意味でしょうか?
—答えは「漬物」という意味です。韓国料理における漬物全般のことをいいます。つまり私たちが「キムチ」というと思い浮かべる、唐辛子を使った辛い漬物はキムチのごく一部でしかないというわけです。
韓国でのキムチの歴史は古く、その昔、野菜の収穫が困難だった冬の保存食として、韓国の人々の貴重な栄養源でした。ただこの頃のキムチは、まだ単純な野菜の塩漬け「沈菜(チムチェ)」にすぎませんでした。キムチという呼び名も、この沈菜(チムチェ)が変化したものなのだとか。韓国では季節や地域、風土、使う材料によってさまざまなキムチが作られており、その種類はなんと!200種類以上ともいわれています。特に辛いキムチは韓国を代表する味ですが、その味の決め手である唐辛子は、16世紀に韓国に伝来します。その伝来に関わっているのが、なんとあの有名な戦国武将・豊臣秀吉で、秀吉が朝鮮出兵を行った際に持ち込んだものだという説もあります。
そんなキムチは、唐辛子のカプサイシンという辛味成分が代謝を高めてくれます。食べると血行が良くなり、とてもあたたまるので、寒い季節に特にオススメの食材です。
今日は大人(そして辛いもの好き)の私でも、上掛けだけで味見をしたら「あれ、ちょっとからめ…」と感じる仕上がりだったので「(特に)低学年は食べられるかしら?!」と少し不安でした。ですが給食時間、低学年のクラスを回ると、その不安をよそにみんなパクパクよく食べてくれていました。
ごはんと一緒に食べると「少し辛みがある」くらいで、おいしくいただけたようです。(校長先生は「口に入れて初めは辛いけど、何回か噛むごとに甘みが出てきて、秘伝の味だね!」とおっしゃってくださいました。)
今日は大好きなメニューばかりで、給食時間終了を前にきれいに完食…というクラスが多かったようです。…毎日こうだととってもうれしいです(笑)