うきたの給食 2.16
- 公開日
- 2017/02/16
- 更新日
- 2017/02/16
学校生活
今日の献立
* ピロシキ
* ボルシチ[ビートのスープ]
* スタリーチヌイ[ロシア風ポテトサラダ]
* オレンジ
* 牛乳
今日の給食は、ロシアでよく食べられている料理を取り入れた、「ロシア料理給食」です!
1980年に、現在のロシアの首都・モスクワで第22回オリンピックが開催されました。ロシアってどんな国なのか、そしてどんな料理を食べているのか、詳しく紹介する掲示物を2階の栄養黒板の横に貼り出したので、たくさんの子供たちにぜひ見てみてもらいたいと思います!
今日の給食のロシア料理を紹介すると…まず「ピロシキ」。今日のピロシキとボルシチは、みなさんも名前を聞いたことがあるかもしれませんね。ともに、ロシア料理の代表、というより、ロシアを代表する料理です。
ピロシキは、パン生地やパイ皮などに、ひき肉・玉ねぎ・春雨・きのこなどを炒めた具を包み、油で揚げたり、オーブンで焼いたりしたものです。私たちには、具入りの揚げパンのようなイメージがありますが、実際ロシアでは、焼きピロシキのほうをよく食べるそうです。具はお肉以外にも、ゆで卵・魚・野菜などがあり、ジャムを入れて甘いピロシキにすることもあります。給食では、朝からひき肉や玉ねぎなどの中の具を炒め、パンの生地も手づくりし、パン生地で1つ1つ具を包んで作りました。
そして「ボルシチ」。「シチ」とはロシア語でスープのことで、世界三大スープの1つともいわれています。肉と野菜を長時間煮込んで、仕上げに「スメタナ」とよばれるサワークリームをかけていただきます。赤い色はスパイスではなく、「ビート」とよばれる、赤くて甘みの強い大根から出た色です。日本ではあまりなじみのない野菜ですが、ロシアではボルシチに「ビート」は欠かせません!給食でも八百屋さんから生の「ビート」をとって、本格的な味を目指しました。
最後に「スタリーチヌイ」ですが、ロシア風のポテトサラダです。ロシア料理によく使われるマヨネーズのほか、サワークリームを加えるため、コクがあって、濃厚な味です。ちなみにロシアの人たちが、1年間で使うマヨネーズの量は…世界第1位!すごいですよね(笑)
今日は朝からとってもとっても忙しかった給食室。特にピロシキは何段階も工程があるため、早い時間からみんなで黙々と作業を進め、給食時間開始ギリギリまでかかりましたが、なんとか無事仕上がりました。
給食時間中「今日の給食はどうですか〜?」と声をかけながらクラスを回ると、「このパンみたいなのがおいしい!おかわりしたい!!」「サラダがおいしいです!何が入っているんですか?」など、たくさんのうれしい反応を見ることができました。そんな子供たちの笑顔によって、多少の疲労感(笑)も吹き飛んでしまうような気持ちになりました。
給食向けにアレンジしてありますが、今日の給食を食べて、ロシアという国を身近に感じてもらえていたらとてもうれしく思います!