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学校日記

うきたの給食 1.27

公開日
2017/01/28
更新日
2017/01/28

学校生活

今日の献立
* とりめし
* おびてん
* はくさいのごまずあえ
* れんこんのすりながしじる
* ぽんかん
* 牛乳


今日の給食も「学校給食週間」の取り組みとして、私たちの住む日本各地のふるさとの味・郷土料理を取り入れた給食です。
4日目の今日は、九州地方・宮崎県の郷土料理です。

宮崎県の料理というと…どんなものが思い浮かぶでしょうか?!
今日の給食で取り入れた、宮崎県の郷土料理を1つずつ紹介すると…

まず「とりめし」は、その名前のとおり、鶏肉と椎茸、ごぼう、人参を使った、炊き込みごはんのことです。昔、宮崎県ではどこの家でもにわとりが飼われており、お祭りやお正月などの行事には、そのにわとりを調理していただいていたそうです。とりめしもその1つで、現在もお祝いの時などによく作られるそうですよ。

つぎに「おびてん」は、宮崎県の南側に位置する、飫肥市というところに古くから伝わる郷土料理です。さつま揚げによく似ていますが、飫肥の天ぷらは、材料に魚のすり身のほか、豆腐や黒砂糖を使うのが特徴です。そのままでもおいしいですが、揚げたてのアツアツを、生姜醤油でいただくのが一押しの食べ方なんだそうです。

最後に「れんこんのすりながしじる」は、れんこんをすりおろし、だしと味噌で味付けした汁物です。かつて、宮崎県のある地域を治めていた人が、飢饉の時も、人々が飢えることがないよう、れんこんの栽培をすすめたことで、れんこんの栽培が盛んになり、この料理が生まれたといわれています。冬の寒さにも負けない、栄養をつける料理として、現在も大切に受けつがれています。

ほかにも、鶏の唐揚げに甘酸っぱいタレとタルタルソースをかける「チキン南蛮」や、夏の名物料理「冷汁」など、宮崎県ならではの料理がたくさんあります。
宮崎県を訪れることがあったら、これらの「宮崎県の味」、ぜひ食べてみてください!

ちなみに「れんこんのすりながしじる」は、少し灰色のような色をしていますが、これは給食室の釜によるものです。宇喜田小の給食室には6つの釜がありますが、これらは全て鉄でできています。れんこんにはタンニンという成分が含まれており、これは鉄と結合しやすいため、れんこんを鉄の釜で調理するとれんこんが黒っぽく変色してしまうのです。
そのため給食では、ちらしずしに入れるれんこんなど、ほとんどの場合、釜を使わず、ステンレスの鍋などで、別に茹でたり煮たりしているんですよ。(今日はそれが難しかったので、灰色がかっているというわけなんです)

今日もどの料理も調理員さんがおいしく仕上げてくれました!
月曜日は「学校給食週間」最終日、京都府の料理です。お楽しみに!