うきたの給食 10.13
- 公開日
- 2016/10/13
- 更新日
- 2016/10/13
学校生活
今日の献立
* くりいりごもくごはん
* わかさぎのからあげ
* だいずとひじきのにもの
* だいこんとわかめのみそしる
* きょほう
* 牛乳
昨日、今日10月13日は「さつまいもの日」というお話をしましたが、今日はさらに「十三夜」という日でもあります。
お月見というと「十五夜」しか知らない、という人も少なくないと思いますが、実は「十五夜」の次に美しい月が見られるといわれているのが「十三夜」です。
十五夜は、旧暦で8月15日にあたる日のことですが、十三夜はこの十五夜の日からおよそ1ヶ月後にやってくる、旧暦で9月13日にあたる日のことです。新暦に直すと、その年によって日付が変化し、今年はこれが10月13日にあたります。
十五夜と同じように、空が澄みわたり、明るくて美しい満月が見られる日いうことで、十五夜と合わせて十三夜のお月見も大切にされてきました。そのため、十五夜と十三夜、どちらかの片方の月しか見ないことを「片見月(かたみつき)」といって、縁起の悪いこととされていたそうです。
そして、十五夜が別名「芋名月」とよばれるのに対し、十三夜は別名「栗名月」「豆名月」といいます。これは、この時期にちょうど収穫される、栗や豆をお月さまにお供えしたためです。
また、十五夜は古代中国から伝わった行事であるのに対し、十三夜は日本ならではの風習だといわれています。実際、鎌倉時代に記されたかの有名な「徒然草」にも、十五夜と十三夜は月を眺めるのに良い夜…と述べられているそうで、かなり古くからの風習であるようです。
今日は天気が不安定なので、夜、まんまるで美しいお月さまを眺めるのは厳しそうですが、栗と豆を使った給食で、少しでも十三夜気分を味わってもらえていればうれしいです。
栗は五目ごはんに、豆(大豆)はひじきの煮物に使用し、特に煮物は「小学生でどこまで受け入れられるかしら…?!」と少し不安でしたが、予想に反して「ひじきの煮物好き!」という声もあり、どちらもとてもよく食べてくれていました。
宇喜田小の子は、昔ながらの和食も抵抗なく、おいしく食べてくれるので、栄養士として日々うれしく思っています。日本人として和食の良さを理解し、後世に伝えていってもらえたら…と願っています。