学校日記

9月5日 親子の会話で作文力を上げる

公開日
2022/09/14
更新日
2022/09/14

できごと

「作文が書けなくて困っている。」
 お子さんの悩みでもありますが、困っている保護者の方もいらっしゃることと思います。その一つのヒントとなるのは、会話です。
 日常生活において、お子さんが以下のような単語のみで話していませんか。単語を言えばいいだけの会話では、正しい構文が身に付きづらくなります。

「どこへ行ったの?」→「公園。」
「宿題は終わったの?」→「終わった。」

 文章で会話をするためには、日ごろからどのような工夫をすればよいのでしょうか。
次のように具体的に答えられる質問文にしてください。

「誰と何時にどこへ行ったの?」→「○○くんと4時に待ち合わせをして公園に行った。」
「今日の宿題は何で、いつやったの?」→「算プリだよ。学童で終わらせてきた。」

お子さんが単語で答えたら、文章で言い直して正しい構文を伝えてください。
「どこへ行ったの?」→「公園。」→「公園に行ったんだね。」

このように、文章で会話をすることが文章表現の第一歩です。
ことばの教室で作文指導をする際は、文章に書き起こす前にテーマについての会話の時間を多く取ります。すると、その後の作文はスラスラと書けるようになります。
ぜひ、御家庭でも文章で会話をすることを意識していただき、文章表現の一助としてください。

(文責 ことばの教室 やまがみ)