今日は、ことばの教室での指導を紹介します。

ねらい
■お子さんの興味に合わせて、楽しみながら発音練習に取り組む。
■課題とする音を繰り返し何度も練習する。

用意するもの
■画用紙　■お子さんが好きな物のイラストや写真
■ガチャポンのケース　■サイコロ　■課題音や短文が書かれたメモ

　通常のすごろくの場合、それぞれのマス目には「1回休み」や「２マス進む」など、ゲームを盛り上げる要素が含まれています。加えて、この発音すごろくでは、お子さんの苦手とする音を自然に練習できるよう、それぞれのマス目に、課題とする音を散りばめ、マスに止まったら課題音を繰り返し練習できるようにします。お子さんは、先生よりも先にゴールがしたいので、サイコロを振って多い目を出したがります。その気持ちに発音練習を結び付け、「６の目が出たら６回〇の音(もしくは〇音が多く含まれた短文)を言おう」と取り組ませています。
　発音練習は単純な反復・繰り返しが多いため、お子さんによっては途中で集中が切れてしまったり、飽きてしまったりすることも多いです。このように工夫しながら、たくさん発音練習を行い、課題音を改善させています。

（文責　ことばの教室　きのした）