学校日記

思いやり

公開日
2016/04/14
更新日
2016/04/14

できごと

 4月11日の朝会での校長先生の話です。
 ある少年が、こんな手紙を出しました。
 「僕は、小さい頃から手足に障害があるため靴紐を自分で結ぶことができません。でも、ずっとあなた方の会社のバスケットシューズを履いています。靴紐は両親がずっと結んでくれています。でも本当は、1人で靴を履けるようになりたいです」
 これは、2012年、アメリカの高校に通う当時16歳のある少年が、靴を作っている会社にあてた手紙です。手紙を受け取ったその靴会社の人たちは、3年かけて、その少年の夢をかなえる靴を作りました。その靴は、足首のところがジッパーになっていました。それを開くとくつの履き口が広がって、楽に履いたり脱いだりすることができます。ジッパーなので簡単に締めることもできるのです。売り出された靴は、同じ障害を持つ子供やその親から「こんなシューズを待っていた」「ありがとう!」などの声が上がったり、障害にない人からも履きやすいと言われたりと、その靴はとてもよく売れました。「一人」のために努力したことが、その一人だけでなく、多くの人に喜びにつながりました。
 こんな話もあります。ある日、腕を骨折した人がいました。そのクラスは、順番に、その人の代わりに連絡帳を書くことにしました。誰もが、骨折した友達が読みやすいようにと、ていねいに書きました。その結果、書いた人は自分の連絡帳も丁寧にかけるようになりました。その後、腕が治った人は、全員にお礼の手紙書いて、とても仲の良いクラスになったそうです。
 「一人」のために、思いやりをもって行動すると、他の人や自分のためにもなります。思いやりをもってみなさんも行動できると良いですね。

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