三学期始業式「あかつき」
- 公開日
- 2016/01/08
- 更新日
- 2016/01/08
できごと
今日の校長先生のお話です。
3学期が始まりました。3学期は53回(5年生は54回)しか登校しません。一日一日を大切にしていきましょう。
夜空を見上げると星がたくさんあります。その中で一番星と言われる星が金星です。金星は地球と同じくらいの大きさで、地球より太陽に近い所にあります。そのため気温が470度近くあります。硫酸という理科で使う危険な薬品と同じ成分の雨が降ると言われている謎の多い星です。
その金星に今から1か月前日本の探査機「あかつき」が近づくことに成功し、金星を回る人工衛星になりました。世界で初めてはっきりした金星の写真を地球に送り、そのおかげで金星のことが色々分かってきました。
実は金星に「あかつき」が近づくまでには大変なことがたくさんありました。地球を6年前に出発してすぐメインエンジンが故障してしまい、残された小型エンジンだけで近づこうとしたものの、今度は金星にぶつかってしまうことが分かったのです。そこで4000万キロメートル離れた地球から3回も操作してコースをずらしていきました。さらに、太陽の暑さで「あかつき」がダメになってしまわないように、さらに少しずつコースをずらしていきました。そうして1か月前に「あかつき」は不可能と言われていた金星の人工衛星になりました。陰には科学者たちが協力しながら難しい計算をして「あかつき」を操作する姿がありました。今年の4月からさらに詳しく調べていくので、きっと金星の謎や不思議がこれから色々分かってくるでしょう。
この話から2つのことを感じました。
「難しいとことでも挑戦していくことが成功につながること」
「協力していくことが成功につながること」
です。あと53回の登校日、1日1日挑戦し協力しましょう。そうすれば「あかつき」のように「やった」「できた」という成功につながっていきます。