漢字や熟語の書き取りが難しい時、もしかすると、音読みと訓読みを合わせて覚えていないことがあるかもしれません。「小学生」は読めても、「小さい」、「小鳥」が読めなければ、同じ漢字であっても言葉によって正しく読むことができません。また、意味を合わせて覚えることも重要です。これらの学習により、漢字を正しく読み書きるようになっていき、作文で漢字を活用することができたり、文章読解につながったりします。漢字学習において苦手さがある場合、まず、音読み訓読みで読むことができるか確認してみると良いかもしれません。今回は、読みの学習の一つとして、「漢字マッチング」と言う活動を紹介します。漢字カードと読みカードをマッチングさせます。ヒントがあることで、漢字の読みに苦手意識がある子どもでも、負担なく遊び感覚で取り組むことができます。繰り返し取り組み、読み方カードがなくても読めるようにしていきます。漢字の読みは出来るけれど、書きが苦手な場合は、前回の記事「漢字の覚え方（書き）」（９月11日更新）を参考にしてみてください。

参考文献：特別支援教育をサポートする読み・書き・計算指導事例集　梅田真理　編著（文責　ことばの教室　たが）