3学期の放課後補習教室が1月14日の週から2年生以上の各学年で始まりました。2学期に引き続き3学期も算数の学習内容をしっかり身に付けることを目標として取り組んでいます。単にドリルを繰り返して習熟するだけではありません。これまでの学習の中で、小さなつまずきがその後の学習の障害となっていることがあります。例えば、1年生で学習する繰り上がりが習熟できていないと、九九が正確にできても3年生で学習する３ケタ×２ケタの筆算を正しく行うことが難しくなります。3年生で学習する整数の筆算ができないと4年生以降で学習する小数のかけ算の筆算やわり算の筆算でもつまずいてしまいます。乗除の計算ができないと5，6年生で学習する割合の計算だけでなく、その意味をつかむことも難しくなります。このような場合、単に問題演習を繰り返すだけでは間違えを繰り返してしまって、意欲そのものももてなくなってしまうことがあります。このため、根本原因であるつまずきを解消することが大切になってきます。

　これまでも、日々の授業や家庭学習でつまずきを解消するために習熟を図ってきました。放課後補習教室はつまずきを解消するための１つの方策です。江戸川区教育委員会による「令和６年度教育重点施策」の「【基本方針２】学校教育の充実」の第3項目でも「外部講師による補習教室によりきめ細やかな学習支援を推進します。」と述べられています。