今回も春に実施した「全校遠足」を振り返ります。

　前回、お伝えしたように兄弟学年班ごとに新小岩公園で行う遊びを決めました。必要な道具はリーダーが用意します。班ごとに決めた遊びで使う長なわ、ボール、ドッヂビーのソフトディスクなどを学校から持ってきました。班ごとに場所を決めて、ルールについて確認をした後に遊び始めました。遊びを見ていると、ただの鬼ごっこではなく、上級生と下級生が両方とも楽しむことができるように手つなぎ鬼で上級生と下級生が手をつないで逃げるルールにしている班がありました。ボールを使ってドッジボールをするときにも上級生は捕ったボールを下級生に渡して投げさせるなど、みんなが楽しむことができるように配慮する姿がみられました。自分達だけが楽しむのではなく、みんなで一緒に楽しもうという姿が様々なところで見ることができ、西小松川小学校のよさを実感しました。芝の上で暖かな春の時間を全校で楽しむことができました。帰校は1・6年、2・4年、3・5年の順で時間差をつけて帰ります。帰校時も歩道を上級生と下級生のペアになって歩きました。学校に戻ったら、班ごとにこの日の反省をしました。どの班も楽しかったという意見が出されていました。上級生にとってもがんばってよかった全校遠足になったに違いありません。上級生は下級生を思いやり、下級生は上級生を敬う。そして共に楽しむことが今回の行事でもたくさん見られました。兄弟学年班で知り合った上級生は校外で頼りになるお兄さん、お姉さんです。上級生にとっても下級生と知り合うことにより、下級生の見本となる行動をとることを意識して生活することができます。双方にとってとてもよい関係を作れるのです。明日から新学期が始まります。3学期も兄弟学年班での活動が行われます。残された期間で楽しい思い出をたくさん作ってもらいたいと思います。