読書感想文の表彰が行われました
- 公開日
- 2024/10/23
- 更新日
- 2024/10/23
できごと
10月21日の全校朝会で夏休みに出品した読書感想文の表彰が行われました。これは、第70回青少年読書感想文全国コンクールの江戸川区審査会で優秀賞を受賞した1年生と3年生児童を表彰したものです。2人の作品は図書室の廊下側の掲示板に掲示されています。
「読書離れ」という言葉がよく聞かれます。本を読むということは「読みたい」という気持ちや「読もう」という意思がないと読めません。それは文字を追って声に出したり黙読したりしなくてはならないだけでなく、文字情報から情景を想像しながら読まなければならないからです。かなり頭を使う行為です。慣れてくれば本をすらすら読むこともできますが、すらすら読むことができるがゆえに頭に残りにくいこともあります。自分が読んで感銘を受けた本について読書感想文にまとめる際には、どんなところが良かったのか、自分は何に感動したのか、なぜ、この本を選んで書こうと思ったのかなど、自分の体験をふまえて様々なことを考えながら本を読み直すことができるのではないかと思います。そういう過程を経て、本から自分が知らなかったこと、気付かなかったことについて深く学ぶことができるのではないかと考えます。このことは読書感想文に限らず、国語の授業で登場人物の心情を読み取り、友達と意見を交わす中で自分の気付かなかったことに気付くことからも得られるでしょうし、現在、図書委員会が読書月間で行っているお勧めの本の紹介でも同様なことが得られるでしょう。本を読むことに加えて読んだ本の内容や気付きを人に伝え合うことは、読書のよさをさらに高めてくれるのではないかと思います。
今月は読書月間です。一人一人の児童に読書の楽しさを味わってもらいたいと思います。