空っぽになっている靴箱を目にして、連載企画「今朝の靴箱」は小休止しようと思いました。壮観な靴揃えのショットをお届けできませんからね。「でも、待てよ、上履きが一足も残っていない靴箱って、記事にする価値は十分」という発想が脳裏をよぎったのでした。その意味が分かるでしょうか？
　
　３枚の画像に登場している靴箱には、置き放しの上履きが一足もありません。「そんなの、たいしたことじゃない」という声が、どこからか聞こえて来るかもしれません。「週末に上履きを持ち帰ること」なんて毎週、当たり前のように繰り返されており、特別難しい話ではありません。だからこそ、そんな簡単なこと位は、一人残らず実行できていないと残念かなって。ごく小さな、一見何の変哲もないようなことが、いずれ「たいしたこと」へつながっていくというケース、結構ありますよ。「たいしたことない」と軽視されがちなことを、スルーしない生活を送りたいものです。

　上履きゼロになっていた全ての靴箱を紹介しきれず、すみません。