4/23 この空の彼方には
- 公開日
- 2020/04/23
- 更新日
- 2020/04/23
学校日記
西高東低の気圧配置と言えば、関東平野は晴天がお約束。ゆうべの雨に洗われた空には、富士山が姿を見せてくれました。それだけで今日一日、何かいいことがありそうに思えてきます。きっと。
上学年のお友達は、ここから地理的分野の学習へ突入しますよ。はい、地図帳を用意!
東京から大きく広がった平野を北西へたどっていくと、東京都のおとなりに位置する○玉県に入ります。さらに前橋を県庁所在地とする群○県へと進みます。土地の高低を表す色は、茶色が目立ってきましたよ。徐々に山地へと入ってきたことを意味しています。利根川(日本で何番目に長い河川?)に沿って北上を続けると、多くのダムを発見できるでしょう。春先、ニュースに登場することが多い、関東の水源地帯です。夏から秋にかけての水事情を左右する貯水量に注目です。
さて、そのダムの背後に高くそびえるのが○後山脈(とりわけ谷○岳が有名)となります。冒頭に出てきた西高東低の気圧配置の際には、この脊梁山脈を境に天気がガラッと変わります。山の向こうの新○県側は雨や雪です。川端康成氏の「雪国」という作品にある「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」というくだりは、あまりに有名ですよね。
鉄道に詳しい子は、そのトンネル名が分かりますか? 当時の国鉄上越線(今のJR)清水トンネル(土合駅と土樽駅の間、かつては日本で最長)が舞台となっています。その周辺には、日本では珍しいループ線が2カ所(湯檜曽駅と土合駅の間、土樽駅と越後中里駅の間)、今でも残っています。