学校日記

2年理科 鉄と硫黄の化合の実験

公開日
2012/06/23
更新日
2012/06/23

できごと

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定期考査後の2年生の理科の授業は、鉄と硫黄の混合物を用いた実験を行います。鉄と硫黄を所定量はかりとり、乳鉢の中に入れてよく混ぜ合わせます。(上の写真)
その後、1本の試験管にこの混合物を少量とり、あとは混合物は別の試験管につめます。この試験管の口に、脱脂綿をしてバーナーで加熱します。見る見るうちに黄色の気体が出はじめ、色が変わっていきます。しばらくすると、混合物の先が赤くなります。赤く燃えた所でバーナーの火を消し反応の様子が中央Aの写真です。加熱を止めても反応は進行していきます。また、この試験管にマッチの軸をつけると、火をあげて燃えだします。(中央B)
この時の試験管は、800度以上になって反応をしていました。しばらくして、冷えた後に残った物質の性質を調べました。色や磁石との反応、塩酸との反応を見ました。加熱後の物質は磁石には付かずに、色も黒色の塊です。塩酸とはよく反応して、特有のにおいがします。この気体は、塩化水素というもので、温泉地で感じるあのにおいです。今回は、理科室中がこのにおいになり、教室にいるのがきつかったですね。鉄と硫黄は、加熱することで性質の異なる物質に変化することが確かめられました。このように2種類の物質が結びついて別の異なる物質になる変化を化合といいます。
次回は、水素が酸素と化合する様子を観察する実験を行い、化学反応式についての学習を進めていきます。