2年理科 酸化銀の分解
- 公開日
- 2012/06/03
- 更新日
- 2012/06/03
できごと
前回の授業では、炭酸水素ナトリウムの分解について学習を進めました。以前、授業で作ったカルメ焼きが膨らんだ理由について考えました。
今回は、やや高価な試薬である酸化銀を用いて分解の内容の理解を深めました。試験管に黒色の酸化銀をとり、前回同様にガラス管のついたゴム栓をして、加熱します。黒色の酸化銀は、徐々に白色に変化していきました。加熱後、試験管からこの白い塊をステンレスのさじでこすると、光沢が見られてきます。
また、ガラス管からは気体が集まり出しました。集まった気体に火のついた線香を入れると、明るくついています。(本来なら、ポッと線香が激しく燃え出すのですが、今回は加熱した酸化銀の量が少なかったため、明るくつく程度しか確かめられませんでした。)
この実験で、試験管に残った白い塊は銀、発生した気体は酸素です。酸化銀は、加熱により銀と酸素に分解します。分解のように、反応の前後で、元の物質と異なる物質になる変化を「化学変化」と言います。1年生の時に学習した、「状態変化」との違いをしっかり理解してください。
この後、水に電気を流した時の変化について学習します。