学校日記

2年理科 蒸留の実験 2

公開日
2012/04/20
更新日
2012/04/20

できごと

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前回に引き続き、蒸留の実験です。今回は、赤ワインを用いて実験をしました。枝つきフラスコに赤ワインを入れ、沸騰石を加えて前回のように加熱します。試験管に2mlほど液体が集まったら、2本目の試験管に変えます。同様に3本の試験管に分け取りました。赤ワインを加熱しているのに、試験管に集まる液体は無色透明でした。そして、この液体の性質を前回のように調べました。1本目は、「日本酒のような匂い」「ブドウパンのような匂い」等と色々とらえかたをしていました。中には、この匂いで顔を赤らめている生徒もいました。浸した脱脂綿に火を近づけると引火して燃え上がりました。1本目はアルコール度数が高いことがわかります。一方、3本目は匂いは弱く引火もしませんでした。赤ワインを蒸留することで、もとよりもよりアルコール度数の高い液体が、試験管に集まりました。ブランデー等のお酒はこうした蒸留を繰り返すことで製造されています。
また、この実験で加熱が終了したら、本来は逆流防止のために枝つきフラスコの先のガラス菅は試験管の外に出してから、ガスバーナーの火を消すのですが、今回はあえてガラス管をビーカーの水の中に入れておいたままガスバーナーの火を消しました。すると、みるみるうちにビーカーの水がガラス管をつたって上がっていき、その後一気に水が枝つきフラスコの方へ逆流していきました。この現象には、多くの生徒がびっくりしていました。なぜ?このような現象が起こるのかを考えて見ましょう。