学校日記

2年理科 蒸留の実験 1

公開日
2012/04/19
更新日
2012/04/19

できごと

https://edogawa.schoolweb.ne.jp/1320044/blog_img/3128269?tm=20240305134736

https://edogawa.schoolweb.ne.jp/1320044/blog_img/3135465?tm=20240305134736

https://edogawa.schoolweb.ne.jp/1320044/blog_img/3139899?tm=20240305134736

昨年度に引き続き、理科の授業の様子について定期的に掲載いたしますので、ご覧下さい。

1年生の授業内容で3時間分積み残しがありますので、2年のスタートは物質の状態変化の続きからになります。1年生の最後の授業でエタノールを加熱して沸騰するときの変化についての実験を行いました。水が100度で沸騰するのに対して、エタノールはこれよりやや温度の低い78度で沸騰することを確認しています。また、沸騰している間は、温度は変わらず一定であることを学習しました。今回の実験は、この両者が混ざった液体を加熱した場合、沸騰する温度(沸点)は一定なのか? また、沸騰した際に出てくる物質にはどのような性質があるかを調べました。枝つきフラスコと呼ばれるガラス器具に混合物を入れ、沸騰石を加えて加熱します。徐々に温度が上がるにつれ、フラスコの内側は汗をかいたようになっています。また、枝を滑るように液体が先にある試験管に流れてきます。これは、加熱によって物質は気体に変化しますが、フラスコの上部や枝辺りではまわりの空気によって冷やされるので、液体に戻ります。今回は、加熱からの経過時間で試験管を変え、3本に分けて液体を取りました。加熱による温度変化は液体が沸騰していても一定にならず、だらだら上昇していきました。混合物の沸点は一定にならないことがわかります。また、3本の試験管に集まった液体の特徴を調べると、1本目は特有のアルコール臭がして、手の甲につけるとスーッとします。また、これを浸した脱脂綿に火を近づけると引火して大きく燃え上がりました。一方、3本目はアルコール臭も少なく、脱脂綿に火を近づけても、火はつきませんでした。この事から、1本目には、エタノールが多く含まれていて、加熱の始めのうちは、混合物の成分のうち沸点の低いエタノールが気体になり試験管に集まったことがわかります。3本目は、エタノールの量が減り混合物の成分の水がで出てきていると考えられます。
この実験のように、混合物を加熱して一度気体に変化したものを、冷やして液体にして分けとる操作を蒸留といいます。次回は、赤ワインを使ってこの蒸留の操作を深めます。

カレンダー

2024年7月

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

予定

予定はありません

タグ

RSS