学校日記

【2年生 美術】「自分らしさ」を墨にのせて〜水墨画の相互鑑賞と振り返り〜

公開日
2026/06/11
更新日
2026/06/11

授業の窓

美術の授業では、これまで取り組んできた「水墨画」の締めくくりとして、提出する大切な2枚の作品を選ぶ「相互鑑賞」の授業を行いました。

​今回生徒たちが選ぶのは、対象をじっくり観察して描いた「写実的な作品」と、墨の濃淡を生かして自分の世界を表現した「自由表現の作品」の2枚です。

​💡 「正解」のない美しさを、友達の目を通して見つける

​「写実」は自分でも納得のいく1枚を選びやすい反面、テーマが自由な作品は「どれが自分らしいか」を1人で決めるのがなかなか難しいものです。

​そこで授業では、お互いの作品を机に並べ、グループで鑑賞し合う時間を持ちました。

「こっちの墨のグラデーション、すごく綺麗に出てるよ!」「このかすれ具合、面白いね」など、友達からの新鮮な視点(客観的な意見)をもらうことで、生徒たちは「あ、自分はこういう表現が好きなんだ」と、自分の強みや個性に改めて気づいていく様子が見られました。

​【先生からのメッセージ】

デジタル社会の現代は、パソコンやスマホの画面上で簡単に「やり直し」や「消去」ができます。しかし、生の紙に描いた水墨画は、一度筆を置いたらやり直しがききません。

だからこそ、生徒たちが「どれにしよう」と真剣に悩んだ時間、その一瞬の気持ちがこもった作品には、何にも代えがたい価値があります。

​今回選ばれなかった作品も含め、どれも世界にたった一つの一点ものです。ぜひ、作品を持ち帰った際には、ご家庭でもお子様のこだわったポイントを聞いていただき、お部屋に飾っていただければ幸いです。

​📝 次なるステップは「妖怪の立体表現」へ!

​授業の後半では、友達から得た気づきをもとに、振り返りシートへと自分の想いを言語化して記録しました。

​美術の時間は、単に技術を学ぶだけでなく、対話を通して「自分を見つめ直す心」を育む時間でもあります。次回からは、いよいよ粘土を使った「妖怪の立体表現」の撮影・仕上げへと進みます。次回の作品づくりも非常に楽しみです!