学校日記

始業式の話「縁起を担ぐ」(1/8)

公開日
2019/01/09
更新日
2019/01/09

できごと

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 新年、あけましておめでとうございます。
皆さんにとって、今年一年が充実した年となることを期待しています。

 さて、年末年始はいかが過ごしましたか。
新しい年を迎えるということは、何か気持ちが引き締まるものを感じます。
その引き締まった気持ちは、日常の感覚とは違う、自分を成長させる何かがあるような気がします。
 今年はこんな一年でありたいな、とかこんなことが実現できたらいいな。3年生でしたら、希望どおりの進路が開けますように、などとお願いしたくなる気持になります。
 というわけで、初詣に行った人の多くは、縁起を担いでおみくじを引いたりします。みなさんはいかがでしたか。

 さて、いま校長先生は「縁起を担いでおみくじを引いた」と話しました。「縁起を担いで」とはどんなことを指しているのか気になりませんか。校長先生もいろいろと調べてみました。
「縁起」とは何でしょうか。何かおめでたいことを連想しますね。しかし、あなたの将来には不幸な出来事がある、などと人から言われたら、そんな縁起でもないことを言うなよ、と言いませんか。
それから、縁起は持つのではなく担ぐといいます。つまり、担がなければならないほど重たいもの、あるいは重みのあるもの、のようです。

 「縁起」の意味ですが、簡単に言うと、原因と結果とでもいうのでしょうか。これこれこういう理由があって、このような結果になりました。何らかの結果が生まれるためには、それなりのわけがある、ということです。
 皆さんが、おみくじを引くときには、「大吉」が出るといいな、と思いますね。つまり、縁起を担いでおみくじを引くときには、何か、大きな夢とか、簡単には実現できないようなこともうまくいく、というような気持ちを持つからです。手で持てるほどの重さではなく、肩で担ぐほどのどっしりとしたものがあるからではないでしょうか。

 さて、全校の皆さんには改めて、縁起を担いでほしいと思います。年の初めに、この一年の夢を大きく描くことは、とても良いくことだと思います。
 3年生は高校入試が始まっていますが、ぜひ縁起を担いで受験に臨んでほしいと思います。1、2年生の皆さんも、今年はそれぞれ上級生に進級します。どんなことを実現したいか、縁起を担いで大きな夢を描いてみてください。

 それでは、寒い日が続きますが、くれぐれも健康に留意して、充実した3学期を、そして、この一年を過ごしてください。