金星の太陽面通過
- 公開日
- 2012/06/08
- 更新日
- 2012/06/08
できごと
6月6日に、「金星の太陽面通過」が起こりました。水星、金星は内惑星で地球の内側を回っているので、太陽、金星、地球の順に一直線に並ぶんだとき太陽の前を金星が通過していくのを観察できます。しかし、金星の公転面が地球の公転面とかなりずれているため条件が整うのは105年おきで、8年間隔で2回起こるというおもしろい周期になっています。8年前は全国的に日本は天気が悪くほとんど観察できませんでした。今回も残念ながら東京は悪天候で、福井県で撮影することにしました。それでも途中で曇り1時間40分観察できない時間がありましたが、始まりと終わりはきれいに見ることができました。8月14日には今度は金星が月の向こう側に隠れて再び現れるという「金星食」が起こります。
上、中 金属蒸着フィルターで撮影
下、特殊望遠鏡でHα線を観察