☆郷土食　京都府・奈良県☆

　丹後（たんご）のばら寿司
　牛乳
　厚揚げの田楽
　にゅうめん
　柿

　ばら寿司は、京都府の丹後地方で、お祭りやお正月、お盆などに作る郷土食です。甘めに味付けしたサバのおぼろ（そぼろ）をすし飯に敷きつめるのが特徴です。昔は手頃に入る焼きサバをほぐして作っていましたが、現在は缶詰のサバを使います。地元では”まつぶた”と呼ばれる浅い木箱にすし飯を敷き、その上にサバのおぼろ・椎茸・錦糸卵・紅しょうがなどを彩りよく散らしていきます。給食ではそれに近づけるように、食缶に飾ってみました。

　奈良県桜井市を中心とした三輪地方では、そうめんの生産が盛んです。厳しい寒風にさらされる風土と、独特の手延べ法によって作られる名物です。にゅうめんは、夏は冷たく、冬は温かくして年中食べられています。胃腸にやさしく、食べやすいので、生徒達もよく食べていました。