本日の授業 (11/11木)
- 公開日
- 2021/11/12
- 更新日
- 2021/11/12
できごと
陽が一日一日短くなっています。6校時の授業を終えて、しばらくすると、すぐに薄暗くなり始めます。
地球の地軸(自転軸)が太陽に対して23.4°傾いており、そして太陽のまわりを回転する公転運動を行っているためです。季節により陽の長さが変わります。
季節による星座の見え方の違いも、地球の公転運動によるものです。
このようなことを理解するためには、地球を飛び出して、宇宙的な視野で空間認知をしていく必要があります。
中学校の理科では、以前は中1で「天体・宇宙」の勉強をしていたところですが、宇宙的視野と地球的視野を交えて考えていく空間認知の難しさから、今は中3での学習に変わっています。
(校長 白石 亨)
写真1 3年生「理科」天体 地球の公転運動による季節の変化や見える星座の変化を学習します。
写真2 地球儀を用いて、日本に住む私たちがどのようにして方角を認知しているかを確認します。
写真3 地球的空間認知では、日本からみると中国大陸の方角が絶えず「西」です。しかし地球そのものが公転しているため、宇宙的空間認知では、地球上で言う「西」は絶えず変化します。同じ時刻の同じ西側に見える夜空の星座は、一日ごとに変化し、1か月で約30°傾いていきます。
空間認知の学習では、教科書・ノート・映像等の平面物だけではなく、実際に立体感の3次元の地球儀が効果的です。