うきたの給食 6.13
- 公開日
- 2023/06/13
- 更新日
- 2023/06/13
学校生活
今日の献立
* ごはん
* とうふハンバーグ おろしソース
* モロッコいんげんのごまあえ
* かぼちゃとこまつなのみそしる
* 牛乳
今日の給食の「モロッコいんげんのごまあえ」は、「モロッコいんげん」という珍しい野菜を、ごま和えに使用しました。
モロッコいんげんは、さやの長さが最大20cm、幅が2cm弱にもなる、平たく幅広な大型のいんげんです。収穫までの期間が短く、1年に3度収穫できることから「三度豆(さんどまめ)」とも呼ばれます。
名前に「モロッコ」とありますが、アフリカの国のモロッコ生まれの野菜というわけではなく、日本に伝わったときに、ちょうどモロッコの映画が日本で流行っていたところから、「モロッコ」いんげんと名付けられたそうです。
我々におなじみのさやいんげんは、いんげん豆を若いうちにさやごと収穫したものですが、モロッコいんげんは、そんないんげん豆に近い品種の「花豆」という豆の若いさやのことで、筋がなく、シャキシャキとした食感が特徴です。
スーパーではあまり見かけない品種なので分かりにくいですが、ちょうど今頃の6〜9月にかけて旬を迎え、おいしくなる野菜です。
そんなモロッコいんげんの栄養は、肌や髪をつやつやに保つ、細菌から身を守るなどの役割を持つビタミンA(β-カロテン)を始めとするビタミンや食物繊維、意外にもカルシウムも多く含まれます。
給食時間に、モロッコいんげんの現物を持って教室を回ると、「そのやさいなんですか?」と子供たちは興味津々。特に先日そら豆のさやむきをした2年生は、モロッコいんげんがそら豆の仲間であることを伝えると、「そら豆みたいに、中の豆を食べるんですか?」と質問があがりました。さやいんげんと同じで、さやと中の豆を両方食べる野菜であることを知ると、ごま和えの中から、モロッコいんげんを探し、味わってくれていました。
珍しいモロッコいんげん、スーパーなどで見つけたら、おうちでもぜひどんなお味か試してみてください!