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学校日記

うきたの給食 4.19 *入学・進級お祝い給食

公開日
2021/04/19
更新日
2021/04/19

学校生活

今日の献立
* おせきはん
* ぶりのてりやき
* わふうこまつなサラダ
* はなふのおすいもの
* しょうなんゴールド
* 牛乳




今日の給食は、少し遅くなりましたが、1年生の入学と2年生から6年生のみなさんの進級を祝って、「お赤飯」を炊きました。

おめでたいお祝いの席の食事には、お赤飯が出ることが多いですが、この習慣は江戸時代から始まったものだそうです。江戸時代に「疱瘡(ほうそう)」という疫病が大流行して、たくさんの犠牲者が出ました。その被害があまりにひどかったので、人々はその疱瘡を引き起こす、悪い神様「疱瘡神」を喜ばせて、病気を治そうと考えました。その疱瘡神は、赤い色を好むといわれたため、赤一色の本をお供えしたり、部屋中のものに赤色を使ったり、そのなかで赤いお赤飯が食べられるようになります。そしてそのおかげで病気が治った時、厄払いのため、もう一度お赤飯を食べたそうです。病気が治ったお祝いにお赤飯を食べる、この風習が少し形を変えて残り、今につながっているといわれています。


ちなみに給食のお赤飯は、給食ならではの工夫をしています。
おうちでお赤飯を炊くときは、もち米のみを使用することが多いと思いますが、給食ではそれだと喫食時間にはお米同士がぴたっとくっつき、子供たちが配膳するのが難しくなってしまいます…
そこで、給食ではもち米に、ミルキークイーンという粘りのある品種のお米を少し混ぜてたき上げています。そうすることで、もっちりした食感は変わらず、でも教室で配膳はしやすくなります。
お米屋さんに教えていただいた、ちょっとした工夫です!


今日の給食はお赤飯以外にも、成長とともに、名前が変わる「出世魚(しゅっせうお)」として代表的なぶりや、お吸い物にはかわいい花麩を使い、お祝いにぴったりのおめでたい給食に仕上げました。



今日はお魚やサラダ、お吸い物の残菜は少なかったのですが、残念ながら、お赤飯の残りが予想以上に多かったです。もちもち具合もちょうどよく、調理員さんがおいしく作ってくれたのですが… 残念です。特に低学年のみなさんの残りが多かったようなので、少しずつでも、日本に古くから伝わる料理のおいしさに気付き、食べ慣れていってくれると嬉しいです。