うきたの給食 2.2 *節分行事食
- 公開日
- 2021/02/09
- 更新日
- 2021/02/09
学校生活
2/2の献立
* なめし
* いわしのかばやき
* きゅうりとキャベツのゆかりづけ
* みぞれじる
* いろどりまめ
* 牛乳
2月2日は「節分」です(3日でなく2日が節分なのは、なんと124年ぶりなんだそうです!!)。
日本には春夏秋冬、四季がありますが、暦の上ではそれぞれの季節が始まる日を「立春(りっしゅん)」「立夏(りっか)」「立秋(りっしゅう)」「立冬(りっとう)」といい、これらの前日を「節分」といいます。つまり「節分」というのは、4つの季節の分かれめのことです。昔は、2月4日の立春から新しい年が始まっていたため、4つの節分の中でも、立春の前の節分は大切な節目の日…今でいう大晦日にあたるので、新年に悪いことが起こらないよう、そして福を呼び込むため、さまざまな行事が行われるようになり、やがて、節分といえばこの日をさすようになりました。
現在、節分には鬼をやっつけるため豆まきをしますが、これは災害や病気など、目に見えないおそろしい出来事は鬼のしわざであり、特に新しい年や季節の変わり目に鬼がやってきやすいと考えられていたことから、節分に鬼退治をするようになったのがはじまりです。
鬼退治のなかでも特に、節分に行われていた「豆打ち」という行事が、現在まで豆まきとして広くおこなわれるようになりました。また、鬼が嫌いな「においのきつい鰯の頭」と「痛い柊(ひいらぎ)のトゲ」を玄関にいっしょにかざる「柊鰯」も、節分の風習としてよく知られています。
そんな節分のこの日の給食は、鰯を使った甘辛い「かばやき」と、大豆をきなことココアで甘くコーティングした「いろどりまめ(写真は、炒り豆に砂糖蜜をからめている様子です)」をつくりました。いわしと大豆を残さず食べて、この1年にたくさん福を呼び込み、元気にすごせるよう願いましょう!
現在では失われつつある日本古来の食文化や風習なども、行事食を通して、子供たちにきちんと伝えていければと思っています。