うきたの給食 11.5 *スウェーデン料理
- 公開日
- 2020/11/20
- 更新日
- 2020/11/20
学校生活
11/5の献立
* まるパン ラズベリージャム
* ショットブッラール[スウェーデンミートボール]
* ヤンソンスフレステルセ[アンチョビ入りポテトグラタン]
* レンズまめのスープ
* 牛乳
この日の給食はスウェーデンでよく食べられている料理を取り入れた「スウェーデン給食」です。スウェーデンでは、第5回、16回(いずれもストックホルム大会)と、今までに計2回オリンピックが開催されています。
スウェーデンは、北ヨーロッパのスカンジナビア半島に位置し、北部の一部は北極圏に入り、冬は全く太陽が昇らず、夏は1日中太陽が沈まない期間がある白夜の国です。
南西は北海に面し魚類が豊富で、ニシンやタラ、サケを煮たり焼いたり、酢漬けにして食べます。主食はジャガイモやパスタ。夏には森に様々な種類のイチゴやコケモモが実り、これらをつんでジャムにします。旬の味覚としてはザリガニが有名で、スウェーデンや隣の国・フィンランドでは夏の風物詩となっています。
この日の給食の料理を1つずつ紹介すると、「ショットブッラール」は、スウェーデンの定番料理ともいえるミートボールです。ミートボールにブラウンソースをかけ、横に添えたリンゴンジャム(コケモモのジャム)ソースをつけて食べるのがスウェーデン流です。給食では、スウェーデンの某有名企業のレシピにならい、生クリームと醤油(!)などを合わせてブラウンソースを作り、1つ1つ丸めて焼いたミートボールにかけました。
「ヤンソンスフレステルセ」は、アンチョビ入りのポテトグラタンで、日本語で「ヤンソン氏の誘惑」という意味です。スウェーデンの菜食主義者の宗教家・ヤンソン氏が、この料理のおいしそうな誘惑に勝てずに、ついパクッと口に運んでしまった…というのが名前の由来です。生クリームのコクと、アンチョビ(イワシの油漬け)の塩気がおいしさの決め手です。
ラズベリージャムは、パンにつけても、本場に習ってミートボールにつけて食べてみてね!と、子供たちに伝えると「え〜っ!!」と驚きながらも試してくれる子が多く、みなさん「意外とおいしい!」と新しい味を発見できたようでした。
この日は宇喜田小初登場のスウェーデン料理に、子供たちの反応が気になるところでしたが、給食後に「今日の給食、おいしかった〜」「特にミートボールがおいしかった!」「ジャムはミートボールにつけて食べたよ!これで僕もスウェーデン人!」など、たくさんの子がうれしい声を聞かせてくれて、ほっとしました。
給食向けにアレンジしてありますが、給食を食べて、日本から遠くはなれたスウェーデンという国を、少しでも身近に感じてもらえたらうれしいです!
そして、パンを釜で蒸したり、ミートボールを丸めてオーブンで焼いたり、グラタンをオーブンで焼いたり…と、いつも以上に、栄養士の厳しくかつ数ある要望に、一生懸命応え、おいしいスウェーデン料理を完成させてくれた調理員さんに感謝感謝です。