うきたの給食 10.16
- 公開日
- 2020/10/16
- 更新日
- 2020/10/16
学校生活
今日の献立
* さけとこんぶのごはん
* はたはたのゆかりあげ
* ハリハリサラダ
* みそけんちんじる
* きっかみかん
* 牛乳
今日の給食の「はたはたのゆかりあげ」は「はたはた」という魚に、小麦粉と片栗粉をまぶして油でカリッと揚げ、ゆかりをまぶしたおかずです。
はたはたは、東北地方以北の太平洋岸と、山陰地方以北の日本海岸で獲れる、大きさ20〜25cm前後の白身魚です。味にクセがなく、身もやわらかいのが特徴で、日本では、県魚にもなっている秋田県や鳥取県、兵庫県などが一大産地となっています。
漢字では魚偏に神(鰰)や、魚偏に雷と書きますが、これははたはたが冬の嵐の雷が鳴る頃、沿岸の海藻に産卵するために、群れになって押し寄せることからや、その豊かな恵みから神の魚といわれたことからついた名前だといわれています。
秋田県には「しょっつる」という特有の調味料がありますが、これは、特にはたはたなどの魚の塩漬けからとった醤油の1種(魚醤)のことで、秋田県ではこのしょっつるを煮汁に、卵(「ブリコ」と呼ばれます)を持ったはたはたや、野菜を煮た「しょっつる鍋」が定番のはたはた料理なんだそうです。はたはたがよく獲れる、秋田県ならではの調味料&料理ですよね。
給食では骨まで食べられるよう、硬い頭を除いた小ぶりなはたはたを油でじっくりと揚げています。給食時間に教室を回ると、「魚おいしいです!」と感想を聞かせてくれる子が多く、残菜も少なくてほっとしました。
身がやわらかく、味にクセのないはたはたは比較的食べやすい小魚だと思います。スーパーなどで見かけたら、ご家庭でもぜひ味わってみてください。(頭付きでもじっくり揚げればカリッとしておいしくいただけるはずです!)