うきたの給食 10.1 *都民の日給食
- 公開日
- 2020/10/05
- 更新日
- 2020/10/05
学校生活
今日の献立
* ふかがわめし
* あつやきたまご
* こまつなのいそべあえ
* とびうおのつみれじる
* なし
* 牛乳
早いもので9月も終わり、今日10月1日は「都民の日」です。(本来子供たちは、学校がお休みの日ですが、今年は残念ですね。)
そこで今日は、東京都で昔から食べられてきた郷土料理や、東京都でとれる食材をたくさん使った給食にしました。
東京都は、今から400年以上も前に徳川家康が幕府を開いたことで、繁栄が始まりました。政治・経済・文化などさまざまな分野において日本の中心である東京都は、地形的には日本列島のほぼ中央に位置し、さらに太平洋上にある伊豆諸島や小笠原諸島も含むので、小さい面積ながらバラエティに富んだ地形をしています。そんな東京の郷土の味には、やはり長きに渡って栄えた江戸時代の影響が色濃く残っています。
具体的には、相撲界で人気のある寄せ鍋「ちゃんこ鍋」や、江戸庶民に親しまれた「どじょう鍋」、もんじゃ焼きなどがあります。
今日の給食に取り入れた東京都の味を紹介すると…
「ふかがわめし」は、あさりと油揚げ、ねぎを醤油で炊き込んだごはんです。江戸時代、あさりの漁が盛んだった隅田川周辺で、屋台で出されていたといいます。同じ材料を味噌で煮込み、丼に盛ったごはんにかけた料理は「深川丼」とよび、漁師が忙しい漁の合間に食べていたそうです。
次に「こまつなのいそべあえ」。私たちが住む江戸川区の特産品・小松菜も、立派な東京の味ですよね。クセのない味が特徴の小松菜、今日はのりとあえて「いそべあえ」にしました。
そして「とびうおのつみれじる」。とびうおは八丈島をはじめとする、伊豆・小笠原諸島などの暖かい海に生息し、大きな胸びれと腹びれを広げて海面上を飛ぶ、35cm程度の魚です。今日はそんなとびうおのミンチを、ねぎやみそと合わせて、団子状に丸め、汁に落とし入れ「つみれ」にしました。
今日も、どの料理も調理員さんがとっても食べやすく仕上げてくれました!
意外なところで、「ふかがわめし、給食の中で一番好きです!」「この野菜大好きです!」と感想を聞かせてくれた子がいたのが、とても印象的でした。
東京ならではの味、ずっと大切にしていきたいですね。