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学校日記

うきたの給食 9.15 *アメリカ料理

公開日
2020/09/15
更新日
2020/09/15

学校生活

今日の献立
* ジャンバラヤ
* ニューイングランド風クラムチャウダー
* コールスロー
* グレープフルーツ
* 牛乳




今日の給食は、アメリカでよく食べられている料理を取り入れた「アメリカ料理給食」です!

アメリカ合衆国は、北アメリカにあり、本土の48州にアラスカ、ハワイの2州と首都ワシントンD.C.から構成される国です。アメリカでは、第3回のセントルイス大会、第10回・23回のロサンゼルス大会、第26回のアトランタ大会と、今までに計4回もオリンピックが開催されています。


「ジャンバラヤ」は、アメリカの南部でよく食べられている料理で、鶏肉やエビ、ソーセージ、トマト、ピーマンなどの具材を使った、スパイシーなたきこみごはんです。
細かくいうと、ジャンバラヤには、唐辛子やスパイスが多めの「ケイジャン風」と、辛みが少なく、まろやかな味の「クレオール風」の2種類があって、給食のジャンバラヤは、ヒリッとからめの「ケイジャン風」で作っています。アメリカ南部に移住した、いろいろな人種の人たちが伝えた料理が合わさってできた料理といわれ、スペインの「パエリア」がもとになっているといわれています。

さまざまな民族が移り住み、それぞれの特色を上手にミックスしながら、独自の文化をきずいてきたアメリカ。そのため、アメリカの食事というと、ビックサイズのハンバーガーとフライドポテトにこれまたビックサイズのコーラ、ステーキ…と、私たちが「ファストフード」や「ジャンクフード」とよんでいるような料理のイメージが強く、「アメリカといえばこの料理!」といった、いわゆる「国民食」は多くありません。

そんななかで、この「ジャンバラヤ」は、アメリカのどこのスーパーでもジャンバラヤミックスのような箱入りの調味料が売っているくらい、みんなに親しまれている家庭料理です。実は有名なポップス歌手が歌った、「ジャンバラヤ」という歌があるほどです。


「ニューイングランド風クラムチャウダー」は、給食では定番のメニューですが、こちらもアメリカの料理です。
「チャウダー」は、魚介類に野菜などを加えてコトコト煮込む、アメリカの代表的なスープで、もともとフランス語で「大きな鍋」という意味です。チャウダーのなかでも特に、あさりなどの貝類と、ベーコンや玉ねぎなどの野菜を煮込んだ「クラムチャウダー」がよく知られています。ちなみにクラムとは、「2枚貝」という意味で、日本ではあさりを使うことが多いですが、本場のアメリカでは「ホンビノスガイ」という少し大きめの貝を使うんだそうです。

そしておもしろいのが、アメリカのクラムチャウダーは、作られる地域によって、味も見た目も大きく違うところです。今日の給食の、牛乳や生クリームを使って煮こむ「ニューイングランド」風のほかに、トマトを使った赤い「マンハッタン」風があります。


給食時間教室を回ると、みなさん「ごはんがすごいおいしくてたりない…」「スープがおいしくておかわりしました〜」とうれしい感想をたくさん聞かせてくれてました。全校的な残菜も非常に少なく、アメリカの料理は大成功だったようです!
給食向けにアレンジしてありますが、今日の給食を食べて、アメリカという国をより身近に感じてもらえたらうれしいです。