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学校日記

うきたの給食 7.31

公開日
2020/08/03
更新日
2020/08/03

学校生活

今日の献立
* ごはん
* かつおのあげびたし
* ハリハリサラダ
* かぼちゃのみそしる
* ひゅうがなつ
* 牛乳




今日の給食の「かつおのあげびたし」は、酒で下味をつけたかつおの切身に、片栗粉をまぶして油で揚げ、生姜入りの甘辛いタレに浸したおかずです。


かつおは、初夏に「旬」を迎える魚です。とても大きくて丸みがある紡錘形の形で、眠るときも止まることなく一生泳ぎ続ける「回遊魚」です。3月頃から北の海に向かって進み、いわしなどを食べてまるまると太り、春に日本周辺の海にやってきます。この時期にとれるかつおを「初がつお」といいます。(秋から南下してくるかつおは「戻りがつお」といいます)

「目に青葉 山ほととぎす 初がつお」という有名な俳句がありますが、この句は、目にも鮮やかな「青葉」、美しい鳴き声の「ほととぎす」、食べておいしい「初がつお」と、春から夏にかけ、江戸の人々が好んだものを詠んだ句です。「初がつお」は、昔からなんでも「初物」を好んだ江戸っ子にも愛されていたことがよく分かりますね。

脂質が少なく、さっぱりした味わいの初がつおは、身体の筋肉を作ってくれる赤の食べ物で、少し黒い血合いの部分には、健康な血液をつくってくれる「鉄分」も多くふくまれます。おうちでもぜひ旬のおいしい時期に、刺身、たたき、サラダ…といろいろな食べ方で味わってみてくださいね!


この季節のかつおは、脂が少なく、醤油等の調味料で下味をつけると身がキュッとしまりがちなので、今年は酒で臭みをとり、揚げたものをタレにひたす調理法をとりました。
子供たちの反応が気になるところでしたが、「今日のお魚おいしいね!」と話してくれる子もおり、残菜は意外と少なかったです。
さらに、日向夏を見て「これ、見た目はグレープフルーツみたいだけど、甘くておいしい果物だよね」「前に出たひゅうがなつだ!」と、昨年出たことを覚えてくれていた子が予想外に多く、栄養士としてはうれしい発見でした。