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学校日記

うきたの給食 11.5

公開日
2019/11/08
更新日
2019/11/08

学校生活

今日の献立
* なめし
* おでん
* キャベツのゆかりづけ
* フルーツあんみつ
* 牛乳




今日の給食の「おでん」は、寒い季節にうれしい冬の味覚の1つです。そんなおでんのルーツとなる食べ物は「田楽(でんがく)」です。おでんの「でん」は、田楽の「でん」というわけです。


先日、岩手県の郷土料理として「豆腐の田楽」を出しましたが、田楽とは、元々竹串をうった豆腐に味噌を塗って焼いたもので、室町時代の書物にも登場します。これが江戸時代になると、豆腐の代わりにこんにゃくが用いられるようになり、さらに江戸で、温かいだしと一緒に煮込む田楽、「おでん」に変化します。これはこの頃、醤油で煮込む料理が流行っていたことも影響しているようです。
そして明治時代には具の種類も増え、たれも味噌に代わって辛子が使われるようになっていきます。これが関西に伝わり、関西では従来の田楽と区別するため「関東煮(だき)」と呼ばれましたが、現在のおでんは、この関西の関東煮が次第に発展したものと考えられています。時を重ね、地域や人々によるさまざまな発展を経て、今のおでんがある…料理って奥深いですよね。


給食のおでんの具は、大根、じゃがいも、こんにゃく、ちくわ、ちくわぶ、揚げボール、がんも、はんぺん、つみれ、たまご、昆布…と具たくさんです!さば節で濃いめのおだしをとり、給食室の大きい釜でコトコト煮たので、やさしい味でとってもおいしく仕上がりました。
1クラスあたり結構な量でしたが、きれいに食べ切ってくれているクラスも予想以上にありました。みなさん、自分の好きな具を1つは食べられたでしょうか?!


そして今年は、毎年残菜が一定数出てしまう、あんみつのレシピを少し変更しました!
今までの反省点から、具体的には、あんこの作り方を変えたこと(小豆は2回茹でこぼす)と、今まで砂糖なしで作っていた寒天を、砂糖を加え、硬さも少し柔らかくし、そのまま食べてもおいしく感じるよう変更しました。
そのためか、今年は「あんこがおいしい〜!」と話してくれる子も多く、例年よりあんみつの残菜がぐっと少なかったです。

反省点を参考にしてレシピを見直し、結果、残菜が少なくなったり、「おいしい!」という声をたくさん聞くことができた日は、栄養士として心からうれしく思います。
1つ1つの料理がよりよいものになるよう、日々調理員さんと研究・工夫を重ねていきます!!